ろばーと気まま雑記

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2020年春アニメ見終わった!まとめて感想を書く (『かくしごと』『波よ聞いてくれ』『LISTENERS』『イエスタデイをうたって』)

今クールで見ていたアニメもほぼ全てが最終話を迎え、来たる夏アニメのチェックもしていかないとなという今日この頃。
まずは春アニメの感想を軽くまとめていこうと思います。


2020年春アニメは新型コロナウィルスの影響もあってクール開始前から放送延期の決定があったり、放送開始後でも制作スケジュール等の都合から放送中止に追い込まれる作品がかなり多くなってしまいました。
ですが持ち越された分次期の夏アニメがこれでもかというくらい豪華なラインナップになってしまっているのでまぁ良いのかなと。笑


視聴者としては本数がかなり絞られたので緩く作品を追いかけることのできるクールになりました。
そんな2020年春アニメのうち自分が見ていたのは以下の5作品でした。

中止になってしまったのを含めると『富豪刑事』や『天晴爛漫』なんかも見ていましたね。


あと自粛中は結構時間があったので『かぐや様は告らせたい』の1期だったり(春アニメの2期はまだ見れていない)、夏アニメに2期が控えてるものの今まで見れていなかった『Re:ゼロ』、『オレガイル』といった人気作なんかを一気見したりしていました。


ということで若干話が脱線しかけましたが春アニメの感想を作品ごとに簡潔にまとめていきましょう。

かくしごと

kakushigoto-anime.com

隠し事は、何ですか?
ちょっと下品な漫画を描いている漫画家の後藤可久士。
一人娘の小学四年生の姫。
可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。

親バカ・可久士が娘・姫には知られたくないこと。
それは...
自分の仕事が『漫画家』であること。

自分の"かくしごと"が知られたら
娘に嫌われるのでは!?

"愛と笑い、ちょっと感動のファミリー劇場がはじまる—"


原作での「姫10歳編」をA・Bパート、「姫18歳編」をCパートに置くことで、ドタバタ系の日常アニメの中にミステリ要素も含ませていた本作。
最終回は「姫18歳編」の終幕になっていて、それまでの11話までで積み重ねてきた要素が上手くカタルシスに繋げられていて、見終わった後の爽快感がとても印象的でしたね。


また、OP曲がflumpoolの「ちいさな日々」だったり、声優にも高橋李依さんや花江夏樹さん、佐倉綾音さんに内田真礼さん等々が起用されていてかなり豪華なアニメだったと思います。


もちろん、「姫10歳編」で描かれる姫の成長譚や子どもだからこその純粋な気持ちや行動だったり、娘を溺愛するがあまりの可久士の型破りな行動もすごく面白かったです。

波よ聞いてくれ

namiyo-anime.com

「いやあ~~~~ッ、25過ぎてから男と別れるってキツいですね!」

札幌在住、スープカレー屋で働く鼓田ミナレは、酒場で知り合った地元FM局のディレクター・麻藤兼嗣に失恋トークを炸裂させていた。

翌日、いつものように仕事をしていると、店内でかけていたラジオから元カレを罵倒するミナレの声が……!
麻藤はミナレの愚痴を密録し、生放送で流していたのだ。
激昂してラジオ局へ乗り込むミナレ。しかし、麻藤は悪びれもせずに告げる。

「お姐さん、止めるからにはアンタが間を持たせるんだぜ?」

ミナレは全力の弁解トークをアドリブで披露する羽目に。
この放送は反響を呼び、やがて麻藤からラジオパーソナリティにスカウトされる。

「お前、冠番組を持ってみる気ないか?」

タイトルは『波よ聞いてくれ』。北海道の深夜3時半、そしてミナレは覚醒するッ!

無限の住人』の沙村広明氏が描く最新作を、『機動戦士ガンダム』『ラブライブ!』を手がけるサンライズが制作!予測不可能な無軌道ストーリーがいよいよTVアニメで開幕する!


いや〜『波よ聞いてくれ』、文句なしに面白かったですね〜!
何と言っても主人公ミナレのセリフ回しと周囲とのやりとりのテンポ感がひたすら"聴いていて"飽きない点が良かったですね。


また、個人的に自粛期間中に以前よりよくラジオを聞くようになって、そんな時期にこのアニメがやっていてくれて良かったなぁと思っています。
最後のミナレのセリフに「ラジオはこのまま滅んでいくものだと思ってたけど、案外すごいんだな」というのがあって、めっちゃ共感でした。
原作買おうかな...



ちなみに自分のラジオ話はこちらから
t-6bar10.hatenablog.com

LISTENERS

listeners.rocks

始まる、決して忘れられない「音」の旅路。

がれきの山で出会ったのは、腰にジャック穴のあいた少女──!?スクラップ拾いの少年・エコヲと、腰にインプットジャックの空いた記憶喪失の少女・ミュウ。二人は出会い、記憶をたどる旅に出る──。

『カゲロウプロジェクト』のクリエイター・じんと『交響詩篇エウレカセブン』の脚本家・佐藤大が放つ、新アニメ・プロジェクトが始動!音楽とテキストを巧みに織り交ぜる2大クリエイターが描くのは、ロックミュージックが持つ興奮と喜び、またその魂が渦巻くような、少年少女たちの青春シンフォニー。主題歌や劇伴の楽曲プロデュースもじんが手掛け、「ロック」をテーマに、視る者聴く者の魂を熱く揺さぶる―。

アニメーションは、『亜人』の安藤裕章が監督、『ユーリ!!! on ICE』『ゾンビランドサガ』など数々のオリジナル作品を世に送り出してきたMAPPAが制作を務める。
豪華クリエイター陣が送る物語は、ロック史に残る伝説を自在に織り交ぜながら、 決して忘れられないふたりの旅を追いかける―。


『LISTENERS』、放送始まった直後はこれは今期覇権だ!!って思ってたんですけどね〜...。
男女のバディものでメカが登場してド派手な戦闘シーンあり、さらに音楽もカッコよくてイイ感じとこれはどハマり来たのでは〜と思っていましたが、、


ストーリーの展開がどうにも乗り切れず、、、
特に中盤以降で最終話のクライマックスに向けてキャラの心情や価値観、動きを掘り下げて描いていってほしい部分のはずが入れ替わり立ち替わり出てくるキャラクターたちを上手く捌いて描けていなかった印象...


結局誰の価値観にも共感できず、誰の感情にも移入できないまま最終話を迎えて、カタルシスのはずの場面で返ってシラけてしまったりしましたね。残念...。
物語としての展開が正直雑すぎて、せっかく音楽にこだわって洋ロックへの目配せとかもあるはずなのに、全部が噛み合ってなかった印象がどうにも...


自分自身、洋ロックの知識をほとんど持ち合わせていないので、その道に詳しい人だともっと多くの発見ができたりして楽しまれていたのかもしれない...
OP曲はめっちゃ好きでした。


あとED曲でヒロインの声優をしていた高橋李依さんが毎話違う曲を歌われていて純粋にヤバイなと思った。
(でもめっちゃしんみりした話の終わりにゴリゴリのロックチューンな曲ぶつけてきたのはさすがに無い)
労力的にかなりかかってそうなのに反響があまり観測できなかった点でもすごく勿体ない。。。

イエスタデイをうたって

singyesterday.com

愛とはなんぞや?

冬目景が18年に渡り描いた不朽の青春群像劇が待望のアニメ化。

新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街で、悩み、迷いながらも懸命に生きる4人の男女の姿を描いた、人生と愛のストーリー。
ほんの少しの誤解がすれ違いを生み、それぞれの想いが錯綜する。

49%うしろ向き、51%まえ向きに生きる、日常のものがたり。


イエスタデイをうたって』、刺さりが刺さりすぎて上手く感想にできない作品ですね。
登場人物たちの人生や恋愛に対する考えや感情、そして行動、曖昧で煮え切らなくて進んでいるようで進んでいないような、でもその中で半分以上無理やりにでも自分を納得させながら日々を過ごし続けるしかないんだという葛藤、描かれるすべてが自分や周りの人たちを見てるみたいでキツかったですね...笑


まぁ良い意味で毎話必ず胸が締め付けられる作品でした。
この手の作品に自己投影しすぎるのは良くないんですけど。
今を受け入れて必死に生きてればとりあえずどうにでもなるよなーと思わせてくれる作品。


あとアニメーション制作を手がけたのが動画工房さんだったのもかなりの驚き。
萌え系アニメのイメージしか無かったけどこんなアニメ作りできたのか...と。

夏アニメにも期待!

ということで春アニメの感想をザックリまとめてみました!
やっぱり1クール終わってから振り返るとおぼろげな部分も多かったりするので感想はもう少し小まめにつけたいなぁと思った次第です。
アニメ鑑賞をただのMP回復行為で終わらせるのは勿体ない気がする。


ということで夏アニメは感想を言語化する取り組みも増やしていきたいなぁと画策しております。
物語を構造化して捉えた上で言語に落とし込んでいく力が欲しい。
と言っても、夏は例年かなり忙しく過ごしているので記事にまで出来るかは若干怪しいですが...
それにしても夏アニメ面白そうなものが多すぎて絞りきれませんね...
それでは!