ろばーと気まま雑記

気ままに書いてきます

映画を見てから久しぶりにYOASOBI『たぶん』を聴いたらやっぱり聴こえ方が深まった気がした話

前にこんな記事を書きました。
記事の中で

YOASOBIの世界に映画という要素が加わって、今後は楽曲でも小説でも「たぶん」に触れるときは映画を見たからこその角度での感じ方がある

映画『たぶん』感想  大衆的な"別れ"の中に確実に存在するドラマたち - ろばーと気まま雑記

と書きましたが、これは舞台挨拶でAyaseさんが仰られていたことです。

元楽曲の『たぶん』は最近あまり聴いていなかったのですが、YOASOBIの新曲『ハルカ』が発表されたこともあり、新曲チェックついでに久しぶりに『たぶん』を聴きました。

すると、舞台挨拶でAyaseさんが触れられていた通りに"映画を見たからこその角度での感じ方"みたいなものが自分にも感じられて、なんだかすごいことだなと思ったので忘れないうちに書いておこうかと。

楽曲『たぶん』は映画におけるササノとカノンの話を描いている曲ですが、聴きながら映画で登場した川野と江口やクロとナリのシーンのカットだったり、台詞だったり、演技の表情だったりが浮かんできて、言葉にはならないけど何だか不思議な感情に触れ、『たぶん』の世界が自分の中でさらに深くなったような気がしたんですよね。

クロスメディアと言われると世の中何となく否定的な向きがあったりもしますが(特にアニメの実写映画化なんかは)、やっぱり表現される媒体が違っていると受け取れる要素や側面もそれぞれ変わってくるわけで。

そう考えるとやっぱりクロスメディアの醍醐味は「再現」じゃなくて「再構築」なんだろうし、それに触れることによるフィードバックでさらに作品世界みたいなものへの沈み込みが自分の中で深まってくれるなら、「作品の受け手であるオタク」としてこんなに幸せなこともなかなか無いんじゃないかなぁと思った次第でした。


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